本当にやりたいことを思い出す3つのステップ

 

 やりたいことは遠くに探しに行くものではなく、本当の自分を生き始めた時、自然と思い出されるもの。

 あなたの準備ができた時、それはそこにあったと気がつきます。

 

 英語で Discover(発見する)はDis + Cover(カバーをとりのぞく)。

   ドイツ語で Entdecken(発見する)もEnt + Decken(おおわれていたものを外す)。

  

 最初からそこにあったんだけど、これまで見えなかったもの、見てこなかったものに気づく。

 そんな「自分を知り、自分に気づいていく力」が求められます。

 

 4ヶ月講座は、皆さんのそうした道のりをサポートする自己発見講座。ここでは講座で辿る、本当にやりたいことを思い出す3つのステップをご紹介します。

  

 迷った時は自分を知り、自分と対話し、自分の声をよく聞くこと。  

 さあ、心の準備は良いですか?

 

 

本当にやりたいことを思い出す3つのステップ 

 

【STEP1  自分を認める】

  

 やりたいことを思い出す自己発見の旅は、まずは今の自分自身を認めることからスタート。

 「こんな自分はダメだ〜」という自己否定からの卒業です。

 

 人は、他人に自分を認めてもらうよう強要することはできませんが、自分で自分にOKを出してあげることならいつでもできます。

 

 そして実は、自分が自分にOKを出してあげられるようになると、それだけで十分心穏やかになれることに気づかれるでしょう。     

   

 自分自身を認めていない時、わたしたちは本当の意味で、やりたいこと探しのスタートラインに立つことができません。

 

 その理由は、無意識に「今の自分を補ってくれること」「世間や他人に認知してもらえること」を探してしまうから。

 

 そして、それに満たない "やりたいこと " を自動的にシャットアウトしてしまうからです。

 

 知らない間に、やりたいことに条件がついていたりはしませんか?

 例えば、仕事になりそうで、ニーズがありそうで、自分の専門を活かせて〜といった具合に。

 

 これでは純度高く自分の本音を知ることはできませんし、様々な条件におされて本当にやりたいことが見えにくくなってしまいます。

 

 本当にやりたいことは、最初から形になっていなくても大丈夫💫  

  

 大切なことはあなたにとって本物であるかどうか、そのことを考えると、なぜかどうしようもなく心と体が弾んでしまう、そんな軽やかなエネルギーを感じるかどうかです。

  

 ご自分の素直な気持ちを思い出すためにも、まずは今、このままの自分を大切にすることが本当のスタートラインです

  

  

【STEP2 人生を喜びで満たす】   
  

 やりたいことはわからないけど、こんな自分も良し!と思うことにしたら(笑)、次のステップは人生を喜びで満たすことです。

 

 今の人生をできる限り自分にとって快適に、心地よく、過ごしやすいものに変えてみましょう。

 

 例えば、忙しい週は心地よいカフェでのんびりする、好きな食べものを吟味する、気の乗らない誘いは断る、ノー残業デーをつくってみる... 

 

 どんな小さなことでも構いません。

 

 やりたいことを思い出す前には、不快なもの、ストレス要因を減らしていくことも大切です。

  

 いきなり仕事をやめることはできなくても、意図的に残業を減らしたり、心地よい場所でランチしたり、仕事で無理をしないよう心がけるくらいならできますよね。

  

 騙されたと思ってやってみましょう。

  

 大切なことは自分が何を不快に感じ、何に喜びを感じていたのかを思い出していくこと

 日常生活から自分との対話を重ね、自分に嘘をつく習慣を徹底的にやめていくことです。

   

 小さな変化を積み重ねるうち、やがて「あ〜そうか!わたしって本当はこうしたかったのね!」と、忘れていた自分を思い出す時が訪れます。 

 

 

【STEP3 喜びを表現する】

 

 STEP2 で日常のストレス要因を減らし、自分の喜びゲージを満たしていくと、人はなぜか自然とやりたくなることが出てきます。

 

 それはもしかしたら、これまで忘れていたこと(でも実は昔大好きだったこと)かもしれませんし、

  

 実はこれまでもやっていたこと(でも知らぬ間に have to do になっていたり、微妙にやりたいポイントがずれていたこと)かもしれません。

   

 また、本当は「何となくこれ好きだな」「こうしたいなぁ」とは感じていたけれど、日常生活の雑事に追われて後回しになっていたことかもしれません。

 

 自分自身が喜びに満たされた時、自然とやりたくなること、というのがポイントで

 

 他人に認められるためにやりたいこと、勝算がありそうだからやりたいこととは違って、本当にやりたいこと=あなたが純粋に与えたりシェアしたいもの)に目覚めていくには

 

 今、ここの自分自身を100%受け入れた上で、丁寧に喜びを選択していくことが大切です。

 

 喜びゲージがいっぱいになったとき、人はあふれるその思いを何かで表現せずにはいられません。

   

 シャンパンタワーの一番上のグラスのように、あなたからあふれ出した喜びのエネルギーは、自然と周囲の人にも影響を与え、閉ざされた心の扉を音もなくノックして回ることでしょう。

  

 やがて、あなたの人生は本当にやりたいことへと動き出します。

 もう、自然と動き始めてしまうのです!

  

 

 やりたいことを見つけたら幸せになれるというのは、ある意味大きなパラドックスです。

  

 なぜなら、やりたいことや天職があなたを幸せにしてくれるのではなく、あなたが本当の喜びに目覚めた時、初めてそれを表現できる仕事や人生に出会うものだからです。

  

 自分であることを喜び、自分であることを心から楽しめるようになった時、それを表現するにふさわしい人生、ふさわしい仕事は必ず向こうからやってきます。

  

 はい、"必ず" とお約束しましょう💫

 

 

♡ 本コラムは、2019/8/13 発行 ニュースレター vol.13 に加筆修正を加えたものです

  

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